その1-TCGゲーマーに送る就職活動講座
http://monoki.blog78.fc2.com/blog-entry-1500.html
その2-補足:TCGゲーマーに送る就職活動講座
http://monoki.blog78.fc2.com/blog-entry-1504.html
カードゲーマーのための就職活動講座3 「やる気の見せ方」
http://monoki.blog78.fc2.com/blog-entry-1847.html

TCGプレイヤーの皆にわかるように説明する、カードゲーマーのための就活講座。
今回は、あなたの能力をカードに例えて就職活動における絶対合格間違い無しのデッキレシピを公開。
このレシピをコピって落ちるようだったら、逆にあなたの人格がやばいレベル。
「親が有力政治家クラスのコネ」「東大卒」「オリンピック出場」「イケメンor美女」

たった4枚のカードでも揃ってれば、どの大企業でも問題ないでしょう。これであなたの就活も安泰・・・?
そんなわけないですよね。たぶん1枚のカードを持つ人すら多くないはずです。
ガイアールカイザー?ジェイス?MOX?ブラックロータス?なだたるカードも、これらの就活強カードと比べたらゴミみたいなものです。トレードしてくれと言ったってしてくれないでしょう。
あなたのライバルは、あなたがカードにかまけている間に人生におけるもっと強カードの入手をしているのです。

つまり「今から手に入れられるカードはごくわずか」なので「他人のデッキレシピをベースとした構築力は、就職活動、ひいては人生においては通用しない。」のが現実です。

強カードを持ってないあなたに勝ち目はないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
「強カードを持っていなくても戦える構築力」を磨けばいいのです。

少し未来を見つめて、あなたが仕事している環境を想像してみましょう。あなたの仕事に、先輩からの教育、環境、資金が全て恵まれているということが考えられるでしょうか?そんなことはまずありません。仕事は誰かの問題を解決するために行うものです。そのため常に問題のある状況に置かれます。それが仕事です。環境に恵まれていたらそれはあなたの上司の仕事が素晴らしいだけで、あなたの実力ではありません。
そのため「仕事では常にカードが足りない状態で、問題を解決する構築力、プレイング」が仕事で求められます。

あれ?何かに似てますね。そうです。あなたの今の状態です。
あなたは今圧倒的にカードが足りません。そこで「カードが足りない」と嘆く人は、採用しても「~がなくて仕事ができない」と言うだけなので、採用しても役に立ちません。つまりあなたは会社にいらない人間なので採用されません。
「今あるカードを使って、どうデッキを構築するか」という発想に切り替えましょう。
とぼしい経歴から「私はこれだけお得な人材ですよ」と構築できる人は、厳しい状況でも会社の資源で打開してくれることが期待できるのです。
「このカードをこれだけ強く見せました」と言う力は、最後のチャンスにして最強のカードなのです。

■最強のカードを手に入れるには?
ここで「では自分の経歴をよく見せる方法を教えて下さい」と聞く人は、もう一度最初から戻って読みなおしてください。残酷なようですが、薄っぺらい就活本みたいに「こういう時にこう答える」なんてことは教えません。それに頼ることがすなわち最強のカードを放棄するということです。
誰かに与えてくれた答えに従う人というのは社会で急速に役に立たなくなっています。これで成功できるのは、社会そのものが成功しているときに、その流れにのるというバブル期だけです。なのでいくつか考え方だけ示します。

・事実検証できる嘘はつかない
仕事において大事なのは信頼です。平気で嘘を付く人には結果的に仕事は頼みません。

・事実検証できない嘘はついていい
嘘をまったくかないと考えると悩みます。企業が見ているのは「自分の経歴をどうアレンジするか」です。企業だって本音を隠してる部分は多々あります。仕事は事実ベースで動きながらも、化かし合いなところは否めません。あなたの経験から何も学んでなくても「~を学びました」って言えるようになった時点で、あなたはすでにそれを学んでいます。多少タイムラグがあっても、ほんとになってるからいいのです。

・メタを読む
あなたはデッキ構築において、相手がどのようなデッキを使って、どのような行動をしているか事前に予測しなくてはいけません。それは就活にも同じです。相手企業がどういう人材を求めていて、面接官が何を考えているのか、それを読みながらの構築、プレイングが重要です。自分のやりたいことを押し通して強いデッキを作るのは困難です。相手が必要とするものを先読みしながら、そこに自分がいかに適任かうまくアピールできるよう様々な発想を試みましょう。

これらを踏まえて就活本のテクニックなどを読んでください。お手本みたいなのは馬鹿らしいというのがわかると思いますし、逆に経歴のアレンジの仕方の発想の種は役に立つのではないでしょうか。

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